第99回全国高校野球選手権大会 99回目の夏が始まる

第99回全国高校野球選手権大会は、台風5号の影響で8日に順延となった。選手や観客の安全面を考慮しての決定だった。  

大会本部によると、8日は当初の時間通り、開会式と試合を行う予定。日程は1日ずつずれ込み、8日以降、順調に試合が消化されれば、決勝は22日に行われる。


今年の下馬評は大阪桐蔭(大阪)、秀岳館(熊本)、横浜(神奈川)、作新学院(栃木)、花咲徳栄(埼玉)、東海大菅生(西東京)が高く、特に大阪桐蔭(大阪)、秀岳館(熊本)が抜けて評価されている。

横浜はドラフト候補の増田選手が県大会4試合連続を含む5本塁打と打棒爆発(高校通算33本塁打)。県大会 タイ記録となる14本塁打の強力打線で甲子園に乗り込む。その横浜と初戦対戦するのは、3季連続甲子園ベスト4の実績を持つ秀岳館。最速148キロの川端投手、打撃も良い 田浦投手の全国屈指の投手陣と、木本選手、広部選手など実績十分の強打者が並ぶ脅威の打線。


密かに応援している横浜高校

密かに応援している管理人の地元、横浜高校 増田 珠 外野手兼投手(横浜高校) 3年の活躍を期待したい。彼は1年時から注目を集めていた走・攻・守三拍子揃った 天才型選手。180cm 75kg 、右投げ右打ちで守備・走塁ともに高レベルの中距離打者。高校通算33本塁打と群を抜いている。下馬評も高いので大いに期待したい。


隠れた実力校、二松学舎大付(東東京)

そして本当に期待している隠れた実力校、二松学舎大付(東東京)。春のセンバツで4度の出場を誇る二松学舎大附は準優勝の経験もある強豪校だが、夏の甲子園大会では大不振。

春から成長を実感させたのは、エースの市川 睦である。182センチ78キロと上背があり、手足も長く、なで肩と、投手として理想的な体型をした市川だが、なかなか球速が上がらず、苦しんだ投手だったが、この夏になって恵まれた素質をパフォーマンスで表現できるようになった。 3カ月で体重が8キロ増の83キロに。つられて最速は138キロから143キロに上がった。市川は左ひじを折りたたむようにして、テークバックを取り、そこから鋭く腕を振っていく。

地区予選では立ち上がりから常時135キロ~140キロを計測し、最速141キロを計測。

キャッチャーミットまで勢いが落ちない力強いストレートを投げており、今までの印象ががらりと変わるようなストレートを投げていた。

2回戦以降、常時140キロ前後の速球で空振りを奪い、さらに120キロ前後のスライダーを鋭角に曲がっており、簡単にミートできない。4回を投げて10奪三振と圧巻の投球。

球速が増したことでチェンジアップやカーブが生き、今大会は5試合で35回5失点、40奪三振。指揮官は「本当のエースになってくれた」と目尻を下げた。 

長身左腕から、東東京屈指の左腕へ化けた市川。そのきっかけは春の負けが大きい。

春では日大三に打ち込まれ、5回コールド。市原勝人監督から「かわそうとして偏っていく。逃げ腰でした」と厳しく指摘された市川。攻めの姿勢がなかった。それが伸び悩みにつながっていたのかもしれない。


「強気で攻めることを忘れずにやりたい」

だが今回の試合は違う。攻める気持ちが出ていて、その投球ぶりは去年のエース・大江 竜聖を思い出させるような度胸溢れるピッチングだった。

エースとしてマウンドを背負ってたつ市川がこのように自覚が芽生えたのは大きいだろう。甲子園では前回14年の16強を上回り、頂点を目指す。

「強気で攻めることを忘れずにやりたい」と市川は語る。



 

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