老人漂流クライシス~漂流に至る背景はさまざま

日本の老人はお金持ちで優雅な日々を楽しんでいる。

ごく僅かな恵まれた老人たちは有料老人ホームを終の住処に優雅な毎日を送っている。


だがしかし

一人暮らしの老人の数は多く、収入は国民年金と厚生年金合わせて1カ月6万5千円。

家賃と公共料金を払うことすら難しい。

年金だけでは一人暮らしの老人は生きていけないのである。


年金額の前提は、持ち家で家族と暮らしていること。

一人暮らしは前提とされていない。

現在、65歳以上の高齢者の貧困率が22パーセントというショッキングな数字がある。

高齢女性の貧困率は24.8パーセント。

4人に1人が貧困状態だ。  


不足している生活費を、生活保護を申請して補てんするとしても、病気やケガをきっかけに、暮らすことの難しさが壁となって立ちはだかる。

漂流は備えのなかった人、家族に恵まれなかった人が陥る特殊な事態とは限らない。

平穏な日々が突如として崩壊する場合もある。

誰にも頼れず、行くところがなくなるのである。



アメリカの貧困老人

「貧困大国」と呼ばれるアメリカも当然、下流老人は多い。

だが、それなりのセーフティーネットがあるので、日本のような悲惨な状況にはなっていない。

65歳以下であれば、仕事がなくなり収入が途絶えると、政府から月150ドルほどのフードスタンプ(食料クーポン)をもらって食いつなげる。

フードスタンプは正式には補足的栄養支援プログラム(SNAP)と呼ばれ、貧困ライン以下の低所得者に最低限の食料を提供するためのものだ。

社会保障面での充実感の薄い米国だが、じつは低所得者向けの公的扶助はわりと整っている。

日本の生活保護にあたる、連邦社会保障局(SSA)が運営する補足的保障所得(SSI)、月額750~850ドル(約9万~10.2万円)が支給される。 

また、無年金で収入のない下流老人への公的支援が幾つか用意されている。 

まずは低所得者に最低限の生活費を保障するSSIだが、65歳になれば月850ドルを受給できる。

SSIは65歳未満の人が申請すると、就労不能証明の審査が課せられるが、65歳以上の場合は収入と資産の条件だけをクリアすればよい。  

また収入の3割を払えば残りは政府が負担してくれる家賃補助を受けられる。

低所得高齢者向けのシニア住宅プログラムで、条件は62歳以上、貧困ライン相当の収入であることが条件。

これを利用すれば収入の3割を払えばよいので、たとえば、家賃千ドルの住宅でも月850ドルの収入しかなければ255ドルを払えば住める。  

例えば、65歳でSSIを受給できたら、家賃補助を受けてシニア住宅に住むことも可能だ。

個人主義が徹底しているアメリカではあくまで個人の問題として考えるので、受給者に対する偏見はあまりない。  

従って下流老人も個人の権利として堂々とSSIを申請し、役所も条件さえクリアしていれば承認する。



日本の追い詰められていく漂流老人

日本では、アメリカのように社会も役所も理解がなく、生活苦にあえぐ下流老人がどんどん追いつめられてしまう。 

役所も条件さえクリアしていれば承認するといったアメリカの姿勢とは程遠く、窓口で門前払いをされる。  

生活困窮者への支援活動を行っているNPO法人「ほっとプラス」(さいたま市)では年間約300人の相談を受けているが、うち約半数は60歳以上の高齢者なのだとか。

4万~5万円の低年金で暮らす老人が貯金も底をつき、無銭飲食したり、家賃が払えず窃盗や強盗未遂をして逮捕されるケースも少なくないという。

そうなる前に生活保護を申請し、その基準額と年金収入との差額を受給できたはずだが、生活保護を申請しない老人が多い。

それは生活保護に対する誤解が要因と言える。

年金を受けていると生活保護を受給できないと思っている老人が多い。

生活保護を受けると世間から冷たい目で見られると思っている。

何度申請にいっても窓口で門前払いを受け、何をどうしていいのかすら教えてもらえない。

生きていかなくてはならない。

生きていってほしい。


全員が通る道

老後は、つつましやかでいいから、幸せに暮らしたい。

そう願うのは誰しも同じだ。

老後は全員が通る道なのだから。

今、優雅な生活を送る人が、老後も優雅とは限らない。


低年金と生活保護費の基準額との差額。

申請すれば受給できます。

病気をしても医療費が払えない、お金がないから入院もできない、明日の食料を買うお金がない。

そんな心配事から解放されましょう。


以下はホームレスの方々のための支援窓口

特定非営利活動法人 ホームレス支援全国ネットワーク

群馬県 高崎ホームレス支援の会 
埼玉県 NPO法人 サマリア 
    日本バプテスト連盟ホームレス支援特別委員会
千葉県 NPO法人 生活困窮・ホームレス自立支援ガンバの会(通称:NPOガンバの会)
    ワーカーズコープちば 
    NPO法人 ディープデモクラシー・センター
東京都 池袋野宿者連絡会 
    NPO法人 S.S.S.
    NPO法人 山友会
    NPO法人 自立支援センターふるさとの会
    NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい
    NPO法人 TENOHASI
    NPO法人 訪問看護ステーションコスモス
    NPO法人 ホームレス資料センター
    山谷夜回りの会
神奈川県 NPO法人 神奈川県生活サポート 
     NPO法人 湘南ライフサポートきずな


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