不気味な相次ぐ地震(茨城)
茨城で相次ぐ地震。住民に不安が広がっている。
2日未明から朝方にかけて、茨城県を震源とする最大震度4の地震が相次いだ。
震源は、茨城県の北部と南部。
〇平成29年8月2日02時02分 地震の規模(マグニチュード)は5.5
震源地は、茨城県北部(北緯36.8度、東経140.6度)震源の深さは約10km
〇平成29年8月2日07時16分 地震の規模(マグニチュード)は4.6
震源地は、茨城県南部(北緯36.1度、東経140.0度)震源の深さは約50km
〇平成29年8月3日13時45分 地震の規模(マグニチュード)は4.5
震源地は、茨城県南部(北緯36.1度、東経139.9度)震源の深さは約50km
224回
これは6年前の東日本大震災以降、茨城県内を震源とする震度3以上の地震の発生回数。
震災前と比較すると、その数は5倍以上に増加。
震度5弱の地震は、ほぼ毎年のように起こっている。
2016年12月、茨城県北部で、震度6弱の地震が発生。
こちらも、東日本大震災の余震とされている。
今回の地震も東日本大震災の影響だと、専門家は指摘する。
地震の活動についてくわしい東京大学の笠原順三名誉教授は、「(3.11の)本震だけで、すべったかというと、残っているところがまだあって、例えば、けさの2つの地震も、そのすべり残りの部分が起こしたと考えられる」と話した。
さらに、余震の影響は、別の場所でも起こる可能性がある。
首都圏直下の地震の可能性高まる
笠原順三名誉教授は「3.11の余震活動は、10年ぐらい続く。余震活動全体が首都圏直下の横で止まっている。プレートの止められているものが、少しずつ解放されている。もっと西の方に影響を与えている。そういう中で、首都圏直下の地震も、可能性として高まっている」と話した。
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